
トヨタの「ノア」や「ヴォクシー」は、ファミリーだけではなく幅広い層に人気がある車種のひとつです。
ノアはファミリー層、ヴォクシーは若者層をミニバンに取り込むため、2001年11月にライトエース・タウンエースノアから兄弟車として分かれました。
どちらを購入しようか迷う方も多い2車種の違いをまとめましたので、購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
【ノア&ヴォクシー】関係性をご紹介
トヨタから「ノア」と「ヴォクシー」が発売されたのは2001年11月。「ライトエースノア」「タウンエースノア」の後継モデルとして生まれました。
類似点が多い兄弟車の販売にあたって、トヨタはそれぞれをどのような位置に置いているのでしょうか。
販売チャンネルの違い
長い間、トヨタは顧客のニーズに合わせたクルマを揃えた販売店ネットワークを構築してきました。
トヨタの4つの販売チャンネル
- クラウンなどの高級車や法人向けの商用車などを主に扱う「トヨタ店」
- セダンや高級ミニバンなどを扱い、年齢層の高いファミリーをターゲットにした「トヨペット店」
- 低年齢層のファミリー向けに、コンパクトカーからミニバンまで比較的廉価で幅広い車種を扱う「トヨタカローラ店」
- 主に若者や女性向けの車種など、個性的でスポーティーな車種を多く取り扱う「トヨタネッツ店」
上記のように、ターゲットとする顧客によって各チャネルが専売車種を持つことで、棲み分けを図っていました。
その中でノアは当初、ファミリーユーザーの多い「トヨタカローラ店」で販売が開始。
そこからさらに若いユーザー層も開拓すべく、新展開していた「トヨタネッツ店」でヴォクシーも発売されました。
しかし将来的に新車販売が減少していくことが予想されることから、国産他メーカーのほとんどが2000年代半ばには各チャンネルを統合。
最後まで複数チャネルを展開していたトヨタも、チャネルを統合させて全店舗で全車を扱っていくことを発表し、2020年5月に統合が開始されました。
これによって、今ではノア・ヴォクシーともにトヨタの全店舗で販売されています。
2014年には3代目ノア/ヴォクシーの兄弟車として「エスクァイア」が登場。
高級車の扱いが多い「トヨタ店」「トヨペット店」で販売され、内外装のデザインなども高級感のある仕様になっていました。
しかしノア・ヴォクシーに比べ思うように顧客を取り込めず、1世代限りで2021年中に生産終了しています。
販売ターゲットの違い
ノアとヴォクシーは、その販売ターゲットが明確に区別されています。
ノアは「王道のファミリーミニバン像」をコンセプトに、幅広い層のご家庭に対応した仕様になっています。
グレードも5つのグレードにそれぞれガソリン車とハイブリッド車を用意。
さらにノーマルモデルとエアロモデルではフロントグリルのデザインも異なり、その豊富なラインナップで年齢に幅のあるファミリー層のニーズに応えます。
一方、ヴォクシーは若年層にターゲットを絞って設定。
エッジの効いたフロントグリルが特徴の野性味あるデザインは、安定よりアグレッシブさを求める層から絶大な支持を集めます。
さらに今回のモデルチェンジで3グレードを2グレードにまとめ、よりヴォクシーらしさを固めた印象です。
- ノアは幅広いユーザーに対応
- ヴォクシーは絞り込んだターゲット設定
【ノア&ヴォクシー】新型のコンセプトをご紹介
前章でノアとヴォクシーの販売ターゲットの違いを紹介しました。
この章では、今回のモデルチェンジでそれぞれどのようなコンセプトを基に、従来型からどのように進化したのかを見ていきます。
ヴォクシー&ノアの正当進化 新型ノア
新型ノアの開発キーワードは『堂々・モダン・上質』。
さらにエアロパーツを備えたエアログレードに対して『王道・アグレッシブ』のキーワードをプラスしました。
誰にでも使いやすいファミリーカーという太い軸はぶらさず、そのうえで時代に合うように進化を続けています。
特に今回のモデルチェンジでは以前の穏健な平凡さを払拭し、近年のトレンドである「上質さ」や「アグレッシブさ」をプラス。
従来モデルでは販売面でヴォクシーにやや差をつけられていた印象のノアですが、今回の改良でヴォクシーのよさも取り入れ、再度人気を高めています。
先鋭的なフォルムでミニバンの中でも異彩を放つヴォクシー
一方の新型ヴォクシーは『先鋭・独創』を開発キーワードに、そのキャラクター性をより際立たせた個性的なデザインが特徴。
ノーマルモデルとエアロモデルに分かれているノアと違い、ヴォクシーはエアログレードに特化したラインナップとなっています。
ファミリーカーとして重宝されているミニバン車は、比較的スタンダードでシンプルなデザインが多いです。
そんな中、少ないグレード数で独創性を追求したヴォクシーは2021年の時点でもノアを上回る販売台数を記録。
そのブランド力の高さとファンの多さが相当なものであることがわかります。
【ノア&ヴォクシー】価格やグレード・性能をご紹介
ここでは新型ノア・ヴォクシーの価格やサイズ、燃費などの具体的な数値を紹介します。
価格設定とグレード紹介
新型ノアには「X」「G」「Z」「S-G」「S-Z」の5つのグレードがあり、それぞれにガソリン車とハイブリッド車があります。
7人乗り仕様がスタンダードですが、「X」「G」「S-G」「G」グレードは8人乗り仕様も選択可能。大人数でのドライブが多いご家庭におすすめです。(ハイブリッド車の8人乗り仕様は2WDのみ)
新車ノア S-Z
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対して新型ヴォクシーは「S-G」「S-Z」の2つのグレードのみ。上級グレードのエアロモデルだけに絞った構成で、外観や装備もこだわりが詰まっています。
ヴォクシーも「S-G」グレードでは8人乗り仕様が選択できます。(ハイブリッド車は2WDのみ)
新車ヴォクシー S-G
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【新型ノア・ヴォクシー】グレード紹介
●X(ノアのみ)
新型ノアのベースグレード「X」はToyota Safety Senseの基本機能や電動パーキングブレーキ、SRSサイド・カーテンシールドエアバックなど、一世代前ではオプションとして扱われていた装備の多くが標準装備されています。
しかし、エクステリアデザインやインテリアでは多くが簡素化されていたり、最先端の安全装備がオプション選択不可となっているなど、物足りない印象を受けます。
ただしディスプレイオーディオレスが唯一選択可能なので、社外のナビを別途装備したい人はこのグレードを選ぶのがいいでしょう。
●G(ノアのみ)
インテリアでは本革巻きステアリングホイールやシルバー塗装のシフトレバー&ノブ加飾などが施され、Xから高級感がアップ。
機能面ではワンタッチスイッチ付助手席側パワースライドドアやスマートエントリー&スタートシステムなどが装備されたのが大きなポイントで、利便性も向上しています。
●Z(ノアのみ)
上級グレードの「Z」は両側パワースライドドアが標準装備。
快適温熱シートや7.0インチTFTマルチインフォメーションディスプレイ、バックガイドモニターなど、便利な装備も多数搭載され、乗る人全員が快適な空間を実現しています。
プロジェクター式LEDヘッドランプなどがオプション選択可能で、エクステリアもさらに上級な雰囲気になっています。
●S-G(共通)
「S-G」は「G」をベースにしたエアロモデルで、ノアとヴォクシー両方に設定されています。
メッキのフロントグリルを採用し、アグレッシブさを前面に出したエクステリアデザインが特徴です。
ノアでは外観の印象が大きく変わるため、好みで選択するのもいいでしょう。
●S-Z(共通)
「S-Z」は「Z」をベースにしたエアロモデルです。
こちらもノアとヴォクシーの共通グレードで、Zの高級感をより高め、その存在感は群を抜いています。
グレードZ同様に追加オプションは全て選択でき、自分の好みや使用シーンに合ったカスタマイズが可能です。

ノア・ヴォクシーそれぞれのメーカー希望小売価格(税込)は以下の通りです。
✅【ノア】メーカー希望小売価格
●ハイブリッド車
2WD | E-four | |
HYBRID X | 3,050,000円※ | 3,270,000円 |
HYBRID G | 3,320,000円※ | 3,540,000円 |
HYBRID-Z | 3,590,000円 | 3,810,000円 |
HYBRID S-G | 3,390,000円※ | 3,610,000円 |
HYBRID S-Z | 3,670,000円 | 3,890,000円 |
●ガソリン車
2WD | 4WD | |
X | 2,670,000円※ | 2,868,000円※ |
G | 2,970,000円※ | 3,168,000円※ |
Z | 3,240,000円 | 3,438,000円 |
S-G | 3,040,000円※ | 3,238,000円※ |
S-Z | 3,320,000円 | 3,518,000円 |
※8人乗り仕様も同価格です。
✅【ヴォクシー】メーカー希望小売価格
●ハイブリッド車
2WD | E-four | |
HYBRID S-G | 3,440,000円※ | 3,660,000円 |
HYBRID S-Z | 3,740,000円 | 3,960,000円 |
●ガソリン車
2WD | 4WD | |
S-G | 3,090,000円※ | 3,288,000円※ |
S-Z | 3,390,000円 | 3,588,000円 |
※8人乗り仕様も同価格です。
ボディーサイズを比較
新型ノアと新型ヴォクシーのボディサイズは以下の通りです。
▼ノア・ヴォクシーのサイズ一覧表
ノア | ヴォクシー | |
全長 | 4,695mm | 4,695mm |
全幅 | 1,730mm | 1,730mm |
全高 | 1,895(1,925)mm | 1,895(1,925)mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
最低地上高 | 140(125)mm | 140(125)mm |
室内長 | 2,805mm | 2,805mm |
室内幅 | 1,470mm | 1,470mm |
室内高 | 1,405mm | 1,405mm |
※()内は4WD
比べてみると、ボディサイズは全く同じ数値であるのがわかります。
従来型ではグレードによって3ナンバーと5ナンバーがありましたが、今回のモデルチェンジで全て3ナンバーに統一されました。
新旧で比べると大きな違いはありませんが、全長・全幅が少しコンパクトに、高さがアップし、高級感をより高めるコンセプトに合ったスタイリッシュな印象になっています。

エンジン性能を比較
新型ノア・ヴォクシーは全グレードにハイブリッド車とガソリン車を用意しています。
ハイブリッド車
新型モデルではすべての電動モジュールを一新した「1.8Lハイブリッドシステム」を採用しています。
ユニットと制御の効率を最大限高めることで、コンパクトキャブワゴンクラストップレベルの低燃費を実現しました。
さらに、モーター出力を向上させた電気式4WDシステム【E-four】により、作動領域やリヤへのトルク配分が拡大。
滑りやすい路面でのさらなる安心感を提供します。
ガソリン車
ガソリン車には、気持ちの良い動力性能と優れた燃費性能をもたらす「2.0Lダイナミックフォースエンジン」を搭載しています。
マニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる「10速シーケンシャルシフトマチック」により、スポーティーな走行を楽しめます。
さらに4WD車には「ダイナミックトルクコントロール機能」を標準装備。
前輪駆動に近い状態と4輪駆動状態を自動的に電子制御してくれます。
これにより、通常の走行時には燃費効率のよい走りを実現。
コーナリング時には車両の状態に合わせて最適な駆動力を後輪に伝えます。
上記のように、トヨタの最新技術を惜しみなく使用した新型モデルは、これまで以上に高水準な燃費性能を備えています。
ノア・ヴォクシーのそれぞれのカタログ燃費は以下の通りです。
✅【ノア】カタログ燃費
●ハイブリッド車
2WD | E-four | |
WLTCモード | 23.0~23.4km/L | 22.0km/L |
市街地モード | 22.2~22.6km/L | 22.0km/L |
郊外モード | 25.0~25.4km/L | 23.9km/L |
高速道路モード | 22.1~22.5km/L | 20.9km/L |
●ガソリン車
2WD | 4WD | |
WLTCモード | 15.0~15.1km/L | 14.3~14.4km/L |
市街地モード | 11.4~11.5km/L | 11.1~11.2km/L |
郊外モード | 15.3~15.5km/L | 14.6~14.8km/L |
高速道路モード | 16.9~17.1km/L | 16.1~16.2km/L |
✅【ヴォクシー】カタログ燃費
●ハイブリッド車
2WD | E-four | |
WLTCモード | 23.0km/L | 22.0km/L |
市街地モード | 22.2km/L | 22.0km/L |
郊外モード | 25.0km/L | 23.9km/L |
高速道路モード | 22.1km/L | 20.9km/L |
●ガソリン車
2WD | 4WD | |
WLTCモード | 15.0km/L | 14.3km/L |
市街地モード | 11.4km/L | 11.1km/L |
郊外モード | 15.3km/L | 14.6km/L |
高速道路モード | 16.9km/L | 16.1km/L |
ノア限定の「G」「X」グレードで少し変動があるものの、「S‐Z」「S‐G」などの共通グレードでは燃費性能も全く同じ数値になっています。

リセールバリューを比較
最後に、新型ノアと新型ヴォクシーのリセールバリューについて比較します。
従来型までは、新車の販売数と同様にリセールバリューもヴォクシー方が上でした。
他のミニバンとは一線を画す個性的なデザインが根強い固定ファンを生んでいたからです。
しかし今回のモデルチェンジで、以下のようにそれぞれ方向性の異なる進化を遂げました。
●新型ノアは以前のノアとヴォクシー両方の特徴を取り込んだ正当なグレードアップ車
●新型ヴォクシーは大幅なデザイン変更により、いっそう先鋭化したニュースタイル車
これによって、新型車のリセールバリューがどのようになっているかは現時点で不透明な状態です。
しかし、以前まで人気の高かったヴォクシーに寄せたコンセプトの新型ノアのリセールバリューが下がる事はないと考えられます。
また従来からデザインが大きく変わったとしても、人気を獲得していた要因である「独創性」をさらに追求した新型ヴォクシーも、同様に人気が下がる事はないでしょう。
新型車のリセールバリューは、どちらが高いかは現時点では不明ですが、どちらも維持・もしくは上昇する事が予想されます。
【ノア&ヴォクシー】相違点をご紹介
これまで見てきた性能面では多少のズレはあるものの、ノアとヴォクシーはほとんどが同じ設定でした。
この章では、それぞれの相違点を特徴を踏まえて紹介します。
どちらかで迷っている方は、この比較を参考にしてもらえればわかりやすいかと思います。
フロントフェイスの違い
まず大きな違いとして挙げられるのが、エクステリアのデザインです。
新型ノアの外観はシンプルで品が良く、万人受けするフロントマスクが特徴です。
ボディと同色のフロントグリルをバンパーによって包み込むデザインで、すっきりとした清潔感があります。
今回のモデルチェンジでグリルを大胆に大きくしたことで堂々とした佇まいもプラスされ、今のトレンドを取り入れた仕上がりになっています。
さらに、5種類のグレードのうちの上級グレードに当たる「S-Z」と「S-G」はエアロパーツを装備し、外観に違いを作りました。
エアロモデルではメッキを使用したフロントグリルやワイド&ロースタンスのリヤがアグレッシブさを演出。
これまでのノアのイメージをガラッと変えた、華やかでインパクトのあるデザインになっています。
一方、新型ヴォクシーはキリっとしたスタイリッシュなフロントフェイスが刺激的な印象を与えます。
その印象を作っているのが、二段構造になっているヘッドランプとグリルです。
薄型のアッパー部分とスクエア形状の大きなロア部の組み合わせで、コントラストの強い立体感を構成。
さらにブラックのロア部をシルバー加飾のメッキで囲うことで、ワンランク上の存在感と上質感を演出しています。
また、グリル中央部の横ラインに両端のひし形模様が個性的なアクセントとなり、遊び心のあるおしゃれさも兼ね備えています。
ボディカラーの違い
新型ノアは共通カラー5色+オリジナルカラー2色の全部で7色。
新型ヴォクシーは共通カラー5色+オリジナルカラー1色の全6色のカラーバリエーションです。
内容としては黒系3パターン、白系1パターン、シルバー系2パターン、ブロンド系1パターン、赤系1パターン。
自動車の定番人気色に特化したラインナップになっているのがわかります。
【new】グリッターブラックガラスフレーク

今回新しく追加された「グリッターブラックガラスフレーク」。
ゴールドのグリッターが入っていて、光の加減で色の見え方が変化。さりげない煌めきが上品なブラックです。
珍しいカラーなので、普通のブラックでは物足りないといった方や個性的な色を好む人におすすめです。
オプションカラーになっており、価格は税込33,000円です。
※ノアは「S-Z」「S-G」で選択可能。
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン

暗い所ではブラック、日の当たる場所ではネイビーブルーにも見える「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」。
先代モデルの兄弟車であったエスクァイアに設定されていたカラーで、エスクァイア自体は廃盤になったものの、その人気の高さからボディカラーだけ引き継がれた形になりました。
こちらもオプションカラーになっており、価格は税込33,000円です。
ホワイトパールクリスタルシャイン

上品な白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」。2色だったホワイト系が1色に統一されました。
僅かにクリーム掛かったパールホワイトが柔らかい雰囲気を演出します。
モデルチェンジで存在感が増した新型デザイン+黒系のボディカラーでは押し出しが強すぎるという方でも、このカラーなら落ち着いた印象になるのでおすすめです。
ただしホワイトカラーは汚れや傷が目立ちやすいため、上品な高級感を保つためにはこまめなメンテナンスが必要になります。
こちらもオプションカラーになっており、価格は税込33,000円です。
アティチュードブラックマイカ

3種類あるブラックのうち、一番「真っ黒」なイメージに近いのがこの「アティチュードブラックマイカ」です。
過度な艶を抑えた落ち着いた仕上がりは、新型ノア・ヴォクシーの存在感をより高めてくれます。
大柄なボディをグっと引き締める重厚感は、他のミニバン車にはない精悍さと迫力を放ちます。
新車購入時にボディーコートをしておけば、黒で問題になる洗車傷対策も万全です。
メタルストリームメタリック

C-HRなどでもお馴染みの「メタルストリームメタリック」。
以前のシルバーメタリックとは一味違うクールな配色は、平凡になりがちなノアを上質な印象に、アグレッシブさの強いヴォクシーをほどよくマイルドに調整します。
さらにシルバー系のボディカラーは汚れや傷が目立ちにくいという特徴があるため、メンテナンスが面倒な方にもおすすめの使い勝手のいいカラーです。
年齢性別問わず使いやすいメタルストリームメタリックはファミリーカーとしてもおすすめです。
スティールブロンドメタリック【ノア限定】

ホワイトパールクリスタルシャインと並び新型ノアのイメージカラーになっている「スティールブロンドメタリック」。
新型ノアの「Z」「G」「X」グレードで選択可能で、イヤミの無い上品なカラーが落ち着いた印象を与えます。
淡いゴールドが入ったブロンドは、新型ノアのクールなカラーバリエーションの中で華やかさと温かみを兼ね備えた唯一のカラーです。
レッドマイカメタリック【ノア限定】

華やかさでは断トツなのがこの「レッドマイカメタリック」。ボルドーがなくなった代わりに、より鮮やかなレッドが追加されました。
インパクト抜群のこのカラーは、新型ノアのエアロモデルである「S-Z」「S-G」でのみ選択可能。
ワインレッドに近い落ち着いた赤ですが、それでもパッと見た時の存在感は圧倒的です。
ソリッド塗装ではなくマイカ塗装なので、適度なキラキラ感も備えています。
家族で乗るためのミニバン車が必要たけど、所帯じみた雰囲気を出したくない方にはイチオシのカラーです。
【new】マッシブグレー【ヴォクシー限定】

今回ヴォクシーに新しく追加された「マッシブグレー」。
青みがかったグレーが特徴的なこちらの色は、黒系や白系がほとんどのヴォクシーにおいて他車との差別化にピッタリです。
画像ではマッシブの名の通り重厚なイメージですが、実際に太陽の下で見ると、ブルーグレーが意外にも軽快な雰囲気を醸す明るいカラーです。
メタルストリームメタリックでは少し淡泊に感じるという人は、ほどよく色彩のあるこのマッシブグレーがおすすめです。
選択可能なカラーを一覧にまとめました。
ノア | ヴォクシー | |
グリッターブラックガラスフレーク | 〇 | 〇 |
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン | 〇 | 〇 |
ホワイトパールクリスタルシャイン | 〇 | 〇 |
アティチュードブラックマイカ | 〇 | 〇 |
メタルストリームメタリック | 〇 | 〇 |
スティールブロンドメタリック | 〇 | ー |
レッドマイカメタリック | 〇 | ー |
マッシブグレー | ー | 〇 |
ボディカラーでも、ノアは色の幅を広めに、ヴォクシーは鋭利なスタイリッシュさに特化して設定されている印象です。
インテリアカラーの違い
インテリアカラー(パネルカラー&シートカラー)の設定もノアとヴォクシーの大きな違いのひとつです。
新型ノアのインテリアカラー
新型ノアのインテリアカラーは以下の4種類。
- ブラック
- ダークブラウン
- フロマージュ
- ダークグレー
ブラックは「X」以外の全グレードでの基本設定色。
ダークブラウンは「Z」グレードのみでブラックから変更可能。
フロマージュは「G」グレードのみでブラックから変更可能。
ダークグレーは「X」の設定色です。
▼ブラック

▼ダークブラウン
▼フロマージュ
▼ダークグレー
新型ヴォクシーのインテリアカラー
4色のバリエーションを揃えたノアとは異なり、ヴォクシーのインテリアカラーはブラック1色で統一されています。
▼パネル
▼シート
【ノア&ヴォクシー】購入するならどっち?
ここまで新型ノアと新型ヴォクシーを様々な観点から比較してきました。
けれどまだどちらを選べばいいのか決められない、という方は、以下の判断基準を参考にしてみてください。
ノアの魅力 エアロ無しグレードの「X」「G」「Z」
新型ノアの一番の魅力は、バリエーションの豊富さです。
特にエアロなしの「X」「G」「Z」はヴォクシーにはないグレードで、ボディと同系色のフロントグリルが統一感を演出し、エアロモデルにはない上品さがあります。
さらに専用のボディカラーやインテリアカラーの設定が多く、自分好みのクルマを選びたい方にはノアがおすすめです。
またエアロなしのノーマルモデルとエアロモデルでは、ノーマルモデルの方が7~8万円ほど低価格に設定されており、リーズナブルに抑えられることも嬉しいポイントです。
▼ノア「X・G・Z」「S-G・S-Z」価格比較
ノーマル | エアロモデル | |
HYBRID Z | 3,590,000円 | 3,670,000円 |
HYBRID G | 3,320,000円※ | 3,390,000円 |
HYBRID X | 3,050,000円※ | ー |
Z | 3,240,000円 | 3,320,000円 |
G | 2,970,000円※ | 3,040,000円※ |
X | 2,670,000円※ | ー |
※8人乗り仕様も同価格です。
同グレード帯「S-G」「S-Z」の価格比較ではノアが若干安価
同じ「S-G」「S-Z」グレードでのノアとヴォクシーの価格を比較すると、ノアの方が若干ではありますが安価に設定されています。
▼ノア・ヴォクシーの「S-G」「S-Z」価格比較
ノア | ヴォクシー | |
HYBRID S-Z | 3,670,000円 | 3,740,000円 |
HYBRID S-G | 3,390,000円※ | 3,440,000円※ |
S-Z | 3,320,000円 | 3,390,000円 |
S-G | 3,040,000円※ | 3,090,000円※ |
※8人乗り仕様も同価格です。
出来るだけ支出を低く抑えたい方は、低価格設定のノアを選ぶといいでしょう。
エアロ装着車・カスタム系を選ぶなら断然ヴォクシー
エアロやカスタム装備を含めた完成度の高さではヴォクシーが圧倒的に優位です。
発売当初から一貫して「スタイリッシュかつアグレッシブ」なデザインに全振りしてきたヴォクシーは、エアロパーツやカスタム装備との相性もバツグン。
他のミニバン車にはないクールな外観は、ファミリーカーのいかにも感を全く感じさせません。
ミニバン車でもスタイリッシュに乗りこなしたい方にはヴォクシーがおすすめです。
現在のユーザーからはヴォクシーの支持が圧倒的
先代ノア&ヴォクシーの販売比率ではヴォクシーが圧勝しています。
2021年度の販売台数を見るとヴォクシーが70,085台、ノアが25,229台と、ヴォクシーが3倍近く多く売れています。
今回のモデルチェンジで新型ノアがヴォクシーに寄ったデザインになったことからも、現在の流行が王道のシンプルなものより、エッジの効いたカッコいい系が主流になっていることがわかります。
さらに軽自動車でもSUV車が続々登場しており、この流れはしばらく続くことが予想されるため、ヴォクシー人気もさらに高まると思われます。
人気の高いクルマに乗りたいという方には、新型ヴォクシーがおすすめです。

まとめ:幅広い人気を集めるノア・固定ファンをがっちり掴むヴォクシー
同クラス帯では流行によって似た仕様のクルマが揃いがちですが、ノア・ヴォクシーは発売当初からの明確なコンセプトの差別化により、異なる層からの人気の獲得に成功しています。
さらに今回のモデルチェンジで、より顧客のニーズに対応する形に進化しました。
この記事ではそれぞれの相違点についてまとめましたが、やはり一番の違いは外観のデザインです。
どうしても画面上で受ける印象と実際に目で見たときの印象では異なることが多いため、新型ノア・ヴォクシーの購入を検討中の方はぜひ店頭で実際にご覧になってみてください。
その際に記事ではわからなかったことや疑問点などがあれば、当店のスタッフがより詳しく説明させていただきます。
さらにオニキス神戸では、ノア・ヴォクシーをご購入の方にお得な「特別値引きプラン」をご用意しております。
新車ノア HYBRID X
\\台数限定お値引きプラン//

新車ヴォクシー HYBRID S-Z
\\台数限定お値引きプラン//

お支払い面でのサポートも充実しておりますので、些細なことでもお気軽にお問い合わせくださいませ。
\\新車ノアのお得なリース//

