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N-BOXは、ほかの多くの記事でも紹介されている通り、ホンダの大人気のスーパーハイトワゴン軽自動車です。
近所のスーパーへの買い物など日常的な使用から、小さなお子様や要介護者、高齢者がいらっしゃるご家庭の送迎や、釣りやキャンプ、ドライブなど週末のレジャーを楽しみたい方にもピッタリの車です。
できれば安く、お得に購入したいというのが人情というものです。自分が車の何を重視しているのか、家族のこと、今後のライフステージのことなどまでよく考えて、最適なモデルを選択しましょう。
「高いものを買えば間違いない」というわけではありませんし、ディーラーなどとの交渉によってうまく話をまとめることができれば、オプション関連の価格を大幅に値引きすることなどもできます。
ホンダの軽自動車「N-BOX」はどんな車か
タイプは「ノーマル」と「カスタム」の2種類
画像引用元:ホンダ |
N-BOXには、ノーマルのN-BOXとN-BOXカスタムがあります。両者に排気量の違いはありませんが、「カスタム」のほうが装備のグレードが高く、価格も高めです。
デザイン面では、正面から見た時に違いを感じることができます。「ノーマル」はヘッドライトが丸みのある柔和なデザインになっていますが、「カスタム」は切れ上がったスタイリッシュなデザインとなっています。
総じてデザイン的には、「ノーマル」がポップな印象を受けるのに対し、「カスタム」はシックな印象を受けます。どちらも軽自動車のデザインのなかでは洗練されているという点において共通しています。
画像引用元:ホンダ |
装備面に関しては、どちらも自動ブレーキを装着しており、街中を走らせるという意味での安全面での差はないといえるでしょう。
ただ、燃費はターボエンジンを搭載したモデルの場合、若干ですがノーマルタイプのほうが良くなっています(JC08モードで0.6キロ程度)。パワーも燃費もよく考えられていて、非常にバランスの良い車といえます。
N-BOXは2020年の12月にマイナーチェンジが行われました。新型のほうが全体的にブラッシュアップが施され、高級感がさらに増しています。またセンサーが増えていたり、安全面でも改善が見られます。
大人気の車種なため、金銭面を考慮して中古車を選択肢に入れるケースもあると思いますが、新型のほうが当然“良いクルマ”になっていることは間違いありません。
画像引用元:ホンダ |
とはいっても旧モデルが全然ダメなわけでもないので、購入希望者は悩ましい選択肢に迷うわけです。
豊富なグレードバリエーション
N-BOXには、豊富なバリエーションが用意されています。多くの選択肢のなかから自分にピッタリのN-BOXを選ぶことができる反面、どのグレードを選べばいいか悩んでしまうこともあるでしょう。ここでは大まかな違いを解説します。
グレードは大きく分けて「G」、「L」、「EX」の三種類があります。そして、それぞれにノーマル・カスタム、NAエンジン・ターボエンジン、車椅子対応のスロープ式か否か、駆動がFFか4WDかの違いがあります。
「G」グレードはエントリーモデルです。「ノーマル」のみの展開で、ターボエンジンもありません。パワースライドドアの設定がない分、価格が抑えられており、新車でも購入しやすいでしょう。
「L」グレードからはターボエンジンや「カスタム」も選ぶことができるようになります。「G」グレードに比べ、車内の快適装備も充実しているほか、専用カラーで統一感を演出する「コーディネートスタイル」を選択することもできます。
「EX」グレードは最上位モデルです。軽自動車とは思えない細部まで最大限にこだわったクオリティに加え、助手席がスーパースライドシート になっており、よりフレキシブルに車内がレイアウトできます。
N-BOXの魅力とは
充実の安全装備
画像引用元:ホンダ |
前述しましたが、「N-BOX」は全車に先進の安全運転支援システムであるHonda SENSINGが、標準装備として搭載されています。
レーダーやカメラによって衝突軽減ブレーキがかかったり、歩行者との衝突回避を支援してくれたり、急発進の防止、後方誤発進防止、オートハイビームなど最新の安全サポートを備え、予防安全性能評価において、最高ランクとなる「ASV+++」を獲得しています。
また、サポカー補助金の対象車にもなっています。
広々とした車内空間
画像引用元:ホンダ |
「N-BOX」が人気を集める大きな要因のひとつとなっているのが、広く快適な室内空間です。
後席を足元に折り畳めるうえ室内高が140センチもあるので、大きな荷物を積み込んだり、車中泊でアウトドアを楽しむこともできます 。
また、スロープ仕様のグレードを選べば介護用の車としても使うことができます。
N-BOXの実際はどうなのか~口コミのポイント~
ここでは、口コミ でよく言われる「N-BOX」の良い点と悪い点をまとめました。口コミを見れば人気の秘密が分かるかも?
口コミで挙げられるグッドポイント
「ロービームとハイビームの自動切り替えが便利だった」
「Honda SENSINGが全車種標準装備はスゴイ!」
「新車でもディーラーのオプションサービス次第で中古価格くらいで買える」
「ハンドルスイッチでカーナビ操作ができる」
多くの口コミで目立ったのは、装備のクオリティが軽自動車とは思えないほど優れている、という意見でした。
「車高が高く、視界が広い」
「他の軽自動車に比べるとパワーがある」
走りやすさ、安定感、しっかりしたグリップなどが高評価につながっているようです。
「車内が広くてのびのびできる」
「後部座席を倒せば非常に広いスペースを確保できるのは嬉しい」
「買い物に便利なホルダーや、子供が余裕で立てる広さが嬉しい」
とにかく広いという意見が多くみられました。メインにしている普通自動車のほうが狭いという意見もチラホラあるほどです。
口コミで挙げられるバッドポイント
「パワースライドドアは両方をデフォルトにしてもらいたかった」
「グローブボックスが少し小さく感じる」
パワースライドドアは、多くの人が評価するポイントなので、両側標準装備を望む声があっても不思議ではありません。ただ、オプションでつけることは可能です。
「燃費を重視する人にはもっといい選択肢があるかも(ターボ車)」
「時速100キロ以上の走行は期待しないほうが良い」
最近の自動車は非常に燃費性能が優秀なので、そうした普通自動車から乗り換えると思ったほど燃費に感動しないようです。また、軽自動車らしからぬN-BOXだからこそ、軽自動車の規格上どうしても超えられないエンジン性能で不満を感じてしまう人もいました。
「車高が高いから風に煽られる」
「軽自動車なので仕方ないが、遮音性がいまひとつ」
スーパーハイトワゴンのメリットでありデメリットともいえる車高の高さ。よほどの強風や過度なスピードでなければ問題はないという意見が多かったのですが、風に煽られるという意見があったことも事実です。
N-BOXの値引き情報
どれぐらいの値引きが期待できるのか
画像引用元:ホンダ |
N-BOXは2020年12月にマイナーチェンジをしたため、その直後は値引き幅が小さくなっていました。しかし時間とともに徐々に値引き額も上昇しているのが現状です。
ただし、誰もが同じ値引額で購入できる訳ではございません。
値引き額は販売店・ディーラーの方針や営業担当者、納車のタイミング、そのときの中古車相場、購入者自身の交渉などによって大きく変わります。
頑張って交渉した結果、「20万円の値引きをしてもらえた!」や、中には「何回もお店に足を運び、ライバル店も引き合いに出して、最終的に30万円の値引きを獲得!」など、ネットを検索すれば、出てきます。
けれど、本当に重要なのは【○○円の値引き】よりも、【○○円で購入】という点です。
A店:N-BOXカスタム 値引き金額40万円お支払い総額210万円
B店:N-BOXカスタム 値引き金額30万円お支払い総額200万円
値引額が大きい≒安いではない
更に言えば、それば現金での購入だったのか、ローンでの購入だったのかで、お支払い総額は大きく変わります。
それは、ローンを組むと金利が加算されるため、その金利のパーセントも大きく関わってくるからです。
目標値引額を考えるときに最も重要なポイント
●値引額ではなく、総額を意識する
●ローンの場合は総額ではなく、総支払額を意識する(月々の金額)
今回は、単純な値引額についてご案内させていただきますので、ローン支払いのケースは割愛させていただきます。
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N-BOXのおすすめオプション
オプションは、どれを選ぶかによってディーラーから大幅な値引きを引き出すことができるポイントです。
また、運転をする際にもっと便利になったり、もっと安全になったりするオプションもあります。
公式サイトや、カーサイトなどでたくさん紹介されていますが、実際に見て、体験するほうが後悔のない選択ができるでしょう。
自動車という大きな買い物だからこそ、オプション装備もこだわりましょう。ここではおすすめのオプションをご紹介します。
ナビは安全運転にも必須のオプション
画像引用元:パナソニック |
カーナビは、現在のドライバーに欠かせないオプションのひとつです。あるとなしでは運転の幅がまったく違ったものになるでしょう。
知らない土地でも迷子になることがなくなるのはもちろん、渋滞回避にも大きな威力を発揮します。
また、カーナビの画面に映るバックカメラ映像によって駐車時の難易度はグンと下がりましたし、テレビやDVD視聴にも使えます。
最近では、ディスプレイオーディオにスマホを連携させてマップ系のアプリを使うという手段もありますが、N-BOX 、この方法が使えないので注意してください。
ETC
画像引用元:パナソニック |
ETC、これももはや必須のオプションです。現状では通常のETCが装着されていれば問題ないと思います。
ただ、ETCには「2.0」という次世代型があります。急速に進むIoT化の現代社会にあって、自動車においてもそれは該当します。
ETC2.0では、高速道路の詳細な状況、渋滞の効率的な回避が期待できます。また、将来的には高速道路からの「一時退出」が可能になるといわれています。
画像引用元:パナソニック |
これは、高速道路を走っているときに、有名な道の駅に寄り道したいが、一度降りてしまったら余計なコストがかかってしまう、といった状況をなくすことが目的で、実証実験も行われています。
地方の活性化にもつながるため、これはかなり実現性が高い施策といえそうです。
また、高速道路料金以外の車に関係する各種料金(駐車料金やガソリン代など)もETC2.0によってキャッシュレスで支払いができるようになるといわれています。
現在でもたくさんのドライブスルーがありますが、それらをもっとスムーズに行えるということです。
2021年現在は、ETC2.0に対応している道路等、インフラ設備が整っておりませんが、ETCからETC2.0に切り替わる、2030年には設備もクリアされているかと思います。
その頃には、高額なETC2.0モデルの販売価格も、技術の進歩と需要の高さから、ある程度下がる事が見込まれますので、周辺の道路インフラや販売価格を踏まえて、ETC2.0モデルを検討ください。
“万が一”系の装備はできればつけておくほうが安心
N-BOXはHonda SENSINGが標準装備されているので安全面はバッチリ、と思いがちですが、人間が操作するものである以上、安全に絶対はありません。
万が一の事態が起こる確率をゼロにすることはできませんが、事故の規模を小さくしたり、大事に至らないようにゼロに近づけることはできます。
そうした装備がサイドエアバッグやドライブレコーダーです。これらの装備は、なくてもいいオプションですし、現在乗っている車についていない、という方もまだまだ多いと思います。
画像引用元:ホンダ |
しかし、万が一のときには非常に効果を発揮する装備であることは間違いありません。
N-BOXの競合車
ダイハツ タント
画像引用元:ダイハツ |
ダイハツが2003年から販売している、スーパーハイトワゴンの先駆的な車です。
「ミラクルオープンドア 」と呼ばれるピラーレス設計になっており、助手席側のスライドドアとフロントドアを開けると一つの大きな開口部になります。これによって乗り降りが広々と行えるほか、大きな荷物の積み込みなども楽に行えます。
ファミリー向けをかなり意識したデザインといえそうです。
ダイハツの安全装備「スマートアシスト 」も装備されています。
室内のサイズはN-BOXのほうが若干広くなっています。
スズキ スペーシア
画像引用元:スズキ |
スーツケースをモチーフにしたというオシャレなデザインが特徴のスーパーハイトワゴンです。N-BOXのような“カッコいい”とか“スタイリッシュ”よりも、“かわいい”系のデザインといえそうです。
安全装備としては「スズキ 」を標準装備していますが、N-BOXにあるACC=オートクルーズコントローラーはありません。
ただ、スペーシアはマイルドハイブリッドシステムを搭載しているため、燃費に関してN-BOXよりも若干優れています。
日産 ルークス
画像引用元:日産 |
ルークスは、もともとスズキの「パレット」がOEM供給され販売されていたクルマが初代「ルークス」になります。その後、 、2020年3月に再び「ルークス」となりました。
ルークスもスペーシア同様、マイルドハイブリッドシステムを搭載しています。ただし、車重の関係からか、N-BOXのほうが燃費は優れています。
デザイン面では、ややスポーティな設計となっています。
安全装備に関しては、上級グレードのみではあるものの、SOS がついています。エアバックが作動するほどの事故が起きた場合、オペレーターが警察や消防に連絡してくれるので、何かあったときに安心です。
N-BOXと違い、グレードによって安全装備に大きな差があるため、どのグレードにするかによって評価が変わる車といえるでしょう。
三菱 eKスペース
画像引用元:三菱 |
eKスペースにはオプションで「MI-PILOT(マイパイロット)」をつけることができます。これはAACと車線キープサポートが合わさったもので、日産の「プロパイロット」と同じものです。
「ハンズフリーオートスライドドア」や「デジタルルームミラー」などは、あると手放せなくなる便利機能です。
燃費においても、マイルドハイブリッドシステムを搭載し、ほかのライバル車に負けない省エネ設計を実現しています。
自動車メーカーの激戦区であるスーパーハイトワゴンにあって、トップに君臨するN-BOXや、そのほかの競合車と比べると若干存在感が落ちますが、内容的にはいい勝負をしている車といえるでしょう。
まとめ:自分の欲しいグレードとオプションを選び、上手く値引きをしてもらう
N-BOXは軽自動車の「スーパーハイトワゴン」というクラスで非常に高い人気を誇っています。
もともとこのクラスは消費者の人気が集まる大激戦区のクラスになっており、各自動車会社が注力しているマーケットのひとつです(トヨタの「ルーミー」もこのクラスに該当するのですが、軽自動車ではないため本記事では競合車としませんでした)。
そこで人気を保つことは並大抵のことではありません。
安全性能だけでなく、デザインや走りの力強さ、住空間としての完成度など、N-BOXは多くの魅力を持っています。
そして、それらの魅力に見合う価格が「コスパの良いクルマ」というブランドにつながっているのではないでしょうか。老若男女に支持されるのも納得といえます。
2020年のマイナーチェンジを経た新型N-BOXも値引きが緩くなっており、多くの人が新車購入の候補とするのもうなずける一台となっています。
その一方、大人気な車種だからこそ、中古車の販売価格は下がらず高止まりしている傾向にあります。
だからこそ、中古車ではなく、欲しいグレード・カラー・オプションを全て自分で選択できる新車を、出来るだけ安く購入するために吟味していただきたいお車と思います。